hostsファイルの設定を変更する

本項の内容に関しては当システムと直接関係のないネットワーク関連知識のため、サポート対象外となります。
以下の手順は一例です。

hostsファイル:端末内の(OSが使用する)ファイルで、ホスト名(ドメイン名)とIPアドレスの紐づけを指定します。
サーバ移行・ドメイン切替などの際、DNS設定適用以前に独自ドメインでサーバにアクセスすることが可能になります。

WINDOWSでの設定方法

(ここではWindows11の画面を例に示します。)
メモ帳アプリを右クリック、「管理者として実行」をクリックします。

アラートダイアログ「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」が表示されるので「はい」をクリックします。

「ファイル」>「開く」をクリックします。

パスとファイル名「C:\windows\system32\drivers\etc\hosts」を入力し「開く」をクリックします。
またはアドレスバーで該当ディレクトリまで進むこともできます。

開いたhostsファイルの最下部の行に「サーバのIPアドレス [半角スペース] ドメイン名」を追加します。

例:サーバのIPアドレスが「2**.***.**.*9」、ドメイン名が「example.com(wwwあり・なしを含む)」の場合

2**.***.**.*9 example.com
2**.***.**.*9 www.example.com

「ファイル」>「保存」をクリックして作業を終了します。

Macでの設定方法

・テキストエディタを使用する

Finderメニュー>「移動」で「フォルダへ移動…」をクリックします。

/private/etc/ と入力してReturn/Enterキーを押します。

etcフォルダ内でhostsファイルを見つけ、デスクトップまたは任意の場所にコピーします。

コピーしたhostsファイルを標準のテキストエディットまたはお好みのエディタで開きます。

hostsファイルの最下部の行に「サーバのIPアドレス [半角スペース] ドメイン名」を追加し保存します。

例:サーバのIPアドレスが「2**.***.**.*9」、ドメイン名が「example.com(wwwあり・なしを含む)」の場合

2**.***.**.*9 example.com
2**.***.**.*9 www.example.com

もとのetcフォルダにドラッグしてファイルを上書きします。(このときログインアカウントのパスワードを求められます。)

・ターミナルを使用する

アプリケーション>ユーティリティと進んでターミナルを起動します。Launchpadからも起動できます。

ターミナル画面で sudo vim /etc/hosts(または sudo vim /private/etc/hosts) と入力しReturn/Enterキーを押します。
ログインアカウントのパスワードを求められるので入力します。(このとき画面は入力内容を表示しません。)

Return/Enterキーを押すとターミナル画面がhostsファイルの内容に変わります。矢印キーでカーソルを最下部まで移動し、IまたはAキーを押してINSERTモードに切り替えます。

直下の行に「サーバのIPアドレス [半角スペース] ドメイン名」を追加します。

例:サーバのIPアドレスが「2**.***.**.*9」、ドメイン名が「example.com(wwwあり・なしを含む)」の場合

2**.***.**.*9 example.com
2**.***.**.*9 www.example.com

Escキーを押してINSERTモードを解除し、:wq と入力してReturn/Enterキーを押すと編集を終了します(元のターミナル画面に戻ります)。

ブラウザを起動し、設定したドメイン名で正常にサーバへアクセスできることを確認します。
必要な作業を完了した後、同様の手順でhostsファイルに追加した記述を削除します。